優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
学校に着き、4人とは少し離れた自分のクラスの下駄箱の前へ行く。
ローファーを脱ぎ、上履きを取り出そうとした時、足元に何かが落ちた。
「キャーッ!!」
基槻を呼ぼうとしたけど、舞子ちゃんの悲鳴が聞こえた。
私は数歩下がり、砂が散らかる、冷たいコンクリートの床に尻餅を突いた。
「も、もも…っ」
声と体が震える。
「基槻!舞子ちゃんは良いから、お前、遊ちゃんは大丈夫なのかっ?」
土間に響くヘイジ君の声。
基槻が近付いて来るのがわかるが、それどころではない。
私に近付いて来る15センチ位の蛇。
私は尻餅を突いたまま後退り。
蛇を初めて目の前で見た私は、この上ない恐怖に晒された。