★守ってダーリン★
 神谷くんはマンションに住んでいた。オートロック式の、立派なマンション。

「おじゃまします・・・・・・」

「そこ、座ってろ。コーヒーでいいよな?」

「あ・・・・・・うん・・・・・・」

 しばらくして、神谷くんがコーヒーを持ってきた。

「話って・・・・・・」

 神谷くんが沈黙を破った。

「話って・・・・・・この前の返事だろ?」

「あ・・・・・・うん」

 また、沈黙・・・・・・。

「ごめんな・・・・・・」

 先に沈黙を破ったのは、また神谷くんだった。

 ごめんな・・・・・・?

 何がごめんなの?

 この前のは、本気じゃなかったの?

 もう、自分の気持ちに気づいちゃったから、後には戻れないよ・・・・・・。

「ごめんな?この前、いきなりあんなこと言って・・・・・・」

 告白したコト・・・・・・だよね?

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