【短】『鏡』
しかし、誰一人として、『アンドロイド』に手を掛ける者はいなかった。

科学者は・・・彼らは、気づいてしまったのだ。

「人間は、『アンドロイド』を創ってはいけない。」

それは暗黙の規則。

決して疑問を抱いてはいけない、彼らのルールなのだ。

彼らは知ってしまったから。

『アンドロイド』の意味を。


・・・それ以後、その時代の科学者ならば一度は見るであろう夢を、彼らは捨てた。


捨てざるを得なかった。

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