ロボットヲタクと上手に付き合う冴えたやり方教えます。
ココロ先輩の妙な励まし?を受けながら、暫く今度の同人誌の新刊の話をしながら、作業の邪魔をしないように、漫研を後にした。
約束をしたので、通称『SFヲタク研』科学考察研究部に行く事にしたが、ココロ先輩の言葉が気になって足取りは重かった

部室には鍵が掛かっていないので、ノックをして入った。 
室内は暗く、まだ水無瀬先輩の姿は無かった。 


時間があるので、監査対象のチェックを兼ね、部屋にある部の資料ラックらしき場所を観た。
ロボットアニメのムック本やら設定資料が詰まっていた。


それは、私が生まれる前のものから、最近のアニメ「起動戦士ガンタムディスティニー」もあり、同人誌ネタに使った事もあるので、時間潰しに手にとって見た

所々に付箋紙が貼ってありコメントが書いてある――例えば以下の様な言葉だが私には理解はしかねる。

―――――――――――

核タイプのエンジンの小型化は可能なのか?
核分裂の場合には有害な中性子線やら放射線をカバーする必要性がある。


エンジンをコックピット近くに積むのは問題ではないか?


核融合炉だと炉の物質形成が今の科学では難しくないか?


結局、架空物理学でかたを付けようとするのは乱暴である、それなりの原理をしりたい――等様々である。

私はこんな目でアニメを観たことは無いが――


一応、ただの幽霊部ではなくこうやって研究はしているんだなぁ。


私はこのアニメはどちらかと言うと、ロボットよりもキャラクター愛(キャラ優先で好きになった事)だったからなぁ、、イザーケ×ディアンカ(キャラのカップリング)しが思い浮かぶけどなぁ・・・ 


思い出してにやけていると扉が開いて、水無瀬賢太郎が入ってきた。


挨拶をしながら、水無瀬先輩は学ランの上着を脱ぐと白衣に着替えた。 


『時宗くんは、ディスティニー好きなの?』 


『えぇ、、前に漫研で同人誌出したので』


水無瀬先輩は目を輝かせて聞いてきた。


『見所あるね・・時宗くん、どれが好きなんだい?砲撃タイプのキャノンか?やはり、男の象徴のタンクタイプ?スター性のある汎用タイプかな?』

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