悠久の島
世界の中心の真上に浮かびし空中庭園

女神は目の前に映し出された景色に何を見たのだろう

空は青から白へ 大地は青に染まっていく

歌声は 世界全てを包み込む

全ての魂は浄化され 深い闇も異界へと戻り行く

楽園の倒壊 世界の崩壊 全ては救われたと思われたが

その進行を止めることは できなかった

「これは、どう言うことなんだ。」

少年は 変わらぬ状況に焦りを見せる

「歌え、空と大地の歌を!」

少年の声は少女に届く そして少女は歌う

少女の願い そして想いのこめられし歌を

空と大地の歌

”光さす大空から 見渡す景色      ”

 あたしはただ ゆっくりと見ていたの

 夕暮れの空が 美しくて涙流したけど

 戻らない時を 想いながらあたしは

 大地に包まれながら 夢を見たの

 儚くて 果てしなくて 挫けそうだったの

 そこに見えるのは なんだろうって

 あたし近くで見たけど 

 なぜだろう あたし 懐かしくて

 空を見上げて 泣いていた

 ゆらゆらとゆれる 波の音

 静かに聴いていた 

 あなたがくれた翼

 羽ばたいたそらが 眩しくて

 涙流したけど 泣いてるだけじゃ

 だめだって あなたが教えてくれた

 叶わないときも 諦めないと

”あたし あなたと誓った        ”
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