素直になれない
イメチェン!?
―翌日―

「おはよ〜」


女子たちがキャッキャッ
教室でさわいでる。


「あっ、真おはよ〜」


「加奈なにしてんだ?」


「真も来て来て」


「??」


「見て見て〜、
小島くんカッコよくなったよ」



「?小島イメチェンしたのか?」


「別に…ただもう隠すの面倒になっただけ」


「ふ〜ん」


「ふ〜んってあんたなんも感じないわけ?」



見渡すと女子達の目が

キラキラしていた。


あたしは自分の席に戻った。


「北村ちゃんちょっと学祭のことで
話あんだけどちょっときて」


小島があたしの手をひいて
教室から出た。
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