王子様じゃナイト!
そして放課後。呼び出された先はあの屋上。

矢場さんはわたし以外にだれもいないのを確認すると、一気にまくしたてた。


「ねぇ、あなたどういうつもりで浅木くんに付きまとってるわけぇ?」

「ど、どうって言われても……その、凌也とはただの幼馴染で…」

「ただの幼馴染?それなら尚更イチャイチャしないでくれる?!
目障りなのよ!あなた!」


初めてぶつけられた憎悪と嫉妬の感情に、怖くなって涙が出そうになる。

それでもなお、矢場さんの暴言は留まることを知らず、わたしはどんどん追い詰められていく。

「ねぇ、真綾ね、浅木くんが好きなの。だから人の恋路を邪魔しないでちょうだい!
浅木くんの隣にいていいのは真綾だけって決まってるのよ!」

「それは違ぇよ。この化粧女」




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