風が吹いたとき
春の風
4月5日 入学式


私は、菅原智秋(チアキ)


今日、ガキンチョを卒業して、一歩大人に近づきます…!!


友達と学校へ向う途中、ものすごい風が吹いた。桜の花びらといっしょに…。


「うゎぁ!!キレィ☆」

「だねぇ~」

なんて話しながら// 


そのとき、

私の髪を結っていた


リボンがとれて、


飛んでいってしまった…。


「あっ!!」




振り返ると、


うちらと同じ制服をきた男子が、

リボンをとってくれた。
けど、知らない。見覚えがない。


「お前のリボンだろ…。はい。」

「あ、ありがとう…ございます(?)」


と言って顔をあげると…。

小学校のときに、


片思いしていた相手だった…。


「一…?」


「うぃっす!戻ってきましたぁ♪」

と笑顔でしゃべる彼…。


彼の名前は、三木一(ハジメ)


小学校四年のときに、

ドイツに行ってしまった。


そのとき、思いを伝えられなくて泣いたのを覚えている…。


「ぉ、、ぉヵぇり!!」

少し戸惑った…。
< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop