僕は君のもの

それは文化祭だった。


毎年、我が高校はベストカップルコンテストというものがある。
生徒会からは必ず、1組は出場しないといけないという決まりがある。


「今年のコンテスト誰がでる?」


「会長は決まりじゃない?」


「は?なんでだよ?」


「だって毎年、その年の会長が出てるじゃん。」


「いやっ、別に決まりってわけじゃ…」


「はい、男の子決~まり!!!」


まじかよ。何のためにいろんな女の子たちからの誘いを断ってきたと思ってるんだ。



「みんなそれでいい?」


その質問に全員が賛成した。


…出るしかないか。





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