1週間の恋をした。
「今、忙しい?」
と、男性が夏姫に言った。
「いえ、今帰りなんで…。」
夏姫は、恥ずかしそうに、
下を向いて応えた。
「じゃあさ、近くのカフェ行かない?」
――――――
「いいですよ」
恥ずかしいけど…、嬉しかった。
「あの…さっ…、名前聞いてもいいかな?」夏姫が男性に尋ねた。
「あぁ、ごめんごめんまだ言ってなかったね。りゅうせいだよ。流れ星って書くのっ!!君は?」
流星君か――
「流星君よろしくねっ♪私は、夏姫!!夏の姫って書くのっ夏姫って呼んでねっ」
初対面の人と普通に話してる自分が照れくさかった。