電話越しの君へ
「おい、綾瀬っ……
昨日もお前電話無視っただろ!!」
「……つん?」
なんのこと?という風に尋ねる。
「うるせー
それつまんねーからもう止めろ」
「!?」
つまんない!?
「いや、そっちじゃなくて…
っていうかなんなんだよ!?もう三日も電話出てくんねぇじゃん」
「………」
「友達じゃ、ねぇのかよ……」
切なげな眼差しを向けられれば
心はどうしようもなく震える。
………好きよ、大好き。
杉本が……好き。
「友達、なんて
思ったことないもん……」
目を逸らして言う。