強欲な女
角を曲がれば潤の家だ。



さすがに呼鈴を押すことはできずに潤が出てくるのを待った。



どれくらい待っただろうか。



辺りはもう真っ暗になっていた。



もう家にいるのかな………。



時刻はもう九時だった。



十時まで待って来なかったら諦めよう。



そう思い待っていると後ろから懐かしい声がした。



「真美………。」



振り返ると会いたくてたまらなかった潤が驚いた顔で立っていた。



「何してるのこんな所で………。」



一年ぶりの潤はなんか前より大人っぽくなっていた。



「近くまで来たら足が潤の家の方に向いちゃって………。ちょっと話さない?」



私は勇気を出して潤を誘ってみた。










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