強欲な女
「真美ちゃん好きだよ。」



そう言って私の唇に自分の唇を重ねる佐倉さん。



必死で口を閉じていたが佐倉さんの舌が強引にねじり入ってきた。



「っ……………。」



必死で抵抗するが壁に押し付けられていて動けない。



気持ち悪くて吐き気がした。



ふと机の方に目をやると注射器が転がっていた。



(この人…………。)



唇が離れたかと思ったら私の胸に顔を埋めだす佐倉さん。



「いや…………。やめて………。」



助けを求めるように私は事務所の窓を見た。



するとそこには笑いながらこっちを見ている百合さんがいた。



目が合うと百合さんの口が動いた。



『バーカ。』



聞こえはしないが確かに百合さんの唇がそう動いた。



はめられた…………。



私はお腹の子をかばうようにして必死に逃げ出そうともがいた。







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