強欲な女
｢……俺のことどう思ってる？｣



耳元で囁く剛。



ぶっちゃけ顔はタイプじゃないし性格も知らない。


でも…………。



｢………好きだよ。｣



私はその言葉を口に出して言うのに少し照れながら小声で言った。



｢マジで！やった！超嬉しい！｣



剛は私を抱く腕に力を入れ強く抱きしめた。



そして力を緩めたかと思ったら……。



剛の顔が私の顔にどんどん近づいてきた。



私はどうしていいのか分からずとりあえず目を閉じた。



唇に温かくて柔らかい感触がした。



｢もしかして、キス初めて？｣


超至近距離で剛が私に言う。


｢………うん。｣



｢キスをする時は手はここ。｣



剛が私の手をとり自分の肩の後ろへと回した。



次の瞬間私の唇に激しくキスをして舌を入れた。



そして私の腰にあった手がどんどん上の方にあがっていき私の胸を触った。



最高に気持ちが良かった。


中学三年生の秋、私は初めて男の人と付き合い初めてキスをした。



夢にみていた異性との触れ合い。



それは予想以上に快楽だった……。





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