明日も、キミに恋をする。
俺にみつあみを引っ張られた優は、耳と頬を赤くさせて振り向く。


「…もう。ひっぱっちゃダメ」



やって。




赤い顔で俺を叱る優に、テンションが上がる。




陽子が隣で
「大輔、ニヤニヤやな」と俺を冷やかしてくる。





帰り道、優が俺の少し後ろを歩く。


付き合ってるのに、まだなんか遠慮してるんか?


俺は歩くペースを落として、自ら優の隣に並ぶ。



優が俺を見上げる。

目が合うとまた赤くなった。




「はは、赤っ」


俺が笑うと


「うん…」


やって。




ん~…この感情を何て表現したら良いんやろ。



めっちゃ愛しい。

めっちゃ大切。



…俺、絶対に大事にしよう。

何回も、自分の心に誓った。



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