明日も、キミに恋をする。
大輔くん、どこから走ってたんだろう…




どこまで知っているのか分からないけど

愛ちゃんから私が体調悪いって聞いて、心配してきてくれた……のかな?




大量の汗をかいてる大輔くんに、握っているハンドタオルを手渡そうとする。



「ごめんね…大丈夫?」


「……それは俺の台詞やから」




差し出したハンドタオルを私の手首ごと、大輔くんが掴む。



「犬っちに聞いた。優ごめんな……びっくりさして」





大輔くんは姿勢を正して私を見つめる。





犬山くんが伝えてくれたんだ…

私は状況を理解する。


私が知ってること、大輔くんも知ってしまったんだ。









「うん、大丈夫だよ」


< 188 / 436 >

この作品をシェア

pagetop