明日も、キミに恋をする。
ミカンちゃんは、後ろをむいて大輔くんを含む周りの子と笑って話をしている。



あれからまだ半月くらいしか経ってないのに……

大輔くんと話すミカンちゃんを見てなんだか嫌な気持ちになる。

完全に嫉妬だよね…




にぎわっている後ろの席とは対象的に、私は新しい席にまだ馴染めずにいる。



同じ教室なのに、席が変わっただけでまた緊張してしまうなんて…


私っておかしいのかな…



陽子ちゃんは廊下側で、愛ちゃんや宮本くんも割とその近くの席になったみたい。


ミカンちゃんが、大輔くんや周りと笑っている声ばかりが耳につく。



羨ましい…

自分が余計にダメに思えてしまう。





私は机の中を整頓するフリをしながら、ミカンちゃん達の笑い声を気にしないようにした。



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