明日も、キミに恋をする。
帰り間際

大輔くんはもう一度両親に挨拶してくれる。



「木下くん、良かったら夕飯食べて行かないか?」



お父さんが、大輔くんを夕食に誘う。

あの人見知りなお父さんが…




「ありがとございます。でも今日は親が夕飯作ってくれてるんで…」


「そうか。まぁ…いきなりだからな」 


「はい、すいません。次に遊びに来る時には、ぜひお願いします!」




大輔くんは笑顔で頭を下げてから

「ほな優、また月曜に学校でな」と言って帰っていく。





きっと……突然夕飯を一緒になんて、申し訳ないと思って遠慮して断ったんだよね。



一緒に食べれなくて残念だけど

そういう誠実な大輔くんも大好きなんだ。












今週はミカンちゃんとも話し合いができた。

初めてちゃんと自分の気持ちを伝えられた。




ミカンちゃんに認めてもらえたことは

自分の中でもすごく自信に繋がった。





カラオケでは大輔くんにいきなり押し倒された……

びっくりしたけど、嫌じゃなかった。




あんなキス、初めてだった。

いつも優しい大輔くんが……







大輔くんの熱い瞳を思い出して

胸の奥がきゅん…となる。




大輔くんに早く会いたい。



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