明日も、キミに恋をする。
「あたしも、田中くんには断ることにしたで」



愛ちゃんはお弁当の卵焼きをつつきながら言う。




「大輔のこと、あたしが必要以上に意識させちゃったならごめんな?変に硬くならんと優ちゃんは今のままで大丈夫やで!」


「う、うん」





陽子ちゃんは、そんな私たちを見て言う。




「なんかえぇなあ。うちにはまだよう分からんわ。誰かをめっちゃ好きになってみたい」



陽子ちゃんはハハっと笑った。

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