明日も、キミに恋をする。
たくさん笑って

私と大輔くんは、エスカレーター横のソファーベンチに座る。



大輔くんは腕時計を見る。


「もう3時か。めっちゃ早いなあ」



私はリュックの中から青色のリボンでラッピングした誕生日プレゼントを取り出して、大輔くんに渡す。




「大輔くん…16歳おめでとう」



プレゼントはニット帽。

実は、手編みなんだ。



手編みは引かれるかもしれないけど…




大輔くんは満面の笑みでニット帽をかぶってくれる。


「コレ、めっちゃかっこいいやん!どこで見つけたん?」




本気で言ってるのかな?

それとも優しい冗談かな。




「それ、手編みだよ…?」



大輔くんは驚いた顔をする。



「え!マジで?」

「うん」

「そっか……俺めっちゃ嬉しいわ。優ありがとう」





私こそ…

いつも、ありがとう大輔くん。




大輔くんとふたりなら



こんなベンチにただ座ってるだけで

こんなにも幸せな気持ちに包まれるんだよ。



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