明日も、キミに恋をする。
「てか!なんで優ちゃんがシクシク泣いてんねん?!」




陽子ちゃんは私をみて驚く。




「だって…気付いてあげれなくて…ごめんね」


「そんなん気付かれへんようにしててんから当たり前やん!」




陽子ちゃんは慌てて私の頭を撫でる。





「陽子のそゆとこがアホっ!うちらにくらい気付かせてや!」


愛ちゃんが陽子ちゃんの頭をたたく。





「痛いわ!ってか……何でうちが切なく泣くシーンやったのに、優ちゃんが泣いてうちが殴られてるん?!」


「それは……陽子というキャラの宿命やな(笑)」





愛ちゃんの言葉に、私は思わず笑う。


陽子ちゃんと愛ちゃんも、笑った。






< 396 / 436 >

この作品をシェア

pagetop