明日も、キミに恋をする。
「はあ~?!あんたそれ…なんで言わへんねん!!」

「大輔信じられへん!どんだけビビりやねん!」





イルミネーションが輝く街に、陽子と愛の声が響く。


もう…言う前から罵られることはわかっとったケド。





「いや、ええねん。だってみんなで過ごした方が楽しいやん?」


「あんたそれ本気でいってん?」


「そら、みんなで過ごすのも楽しいけど、クリスマスにふたりきりでお泊まりできるなら、うちは絶対そっち優先したいけどなー」





俺は苦笑いしながら優を見る。

優は真っ赤になってうつむいてしまってる。





ほらな、やっぱり困ってるやん……

こうなるんが嫌やってん。




「も~俺と優がみんなと一緒がええって言うてるんやから、それでええねんってば!な、優?」




俺は優しく優の肩をポンとする。




「わ、私は……ふたりでも」

「ほらな、優もこういうてるんやし」

「せっかくお姉さんが準備してくれたなら……」

「ん?」





俺が優を見ると、優は真っ赤にうつむいたまま言う。



「でも…今さらもう遅いかなぁ…?」



< 404 / 436 >

この作品をシェア

pagetop