明日も、キミに恋をする。
そんな私の心配をよそに木下君は


「なんか巻き込んでごめんな。まぁ、行こか」


と笑ながら、私の肩をポンポンとたたく。






職員室の前で、窓の外を眺めながら木下君を待つ私。


なんだか彼氏を待つ彼女みたい…


ふふふ

思わず頬がゆるんでいると



「おい内田!ニヤニヤしてテスト前に余裕やな!何を考えてたんや?」


いつの間にか、職員室から解放されていた木下君につっこまれる。


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