支店長、お手やわらかに!

いろいろ思っているとそれを察してか木津さんは言った。


「ごめん、
乗車券グループちょっと今のメンバーでも人手が足りない状態やから抜けるとやばいねん」


そりゃアタシはバイトで一番新米の雑用係のようなもんだから。

まあ、いてもいなくても大して変わんないだろうけど。


「そうそう、
ちょっと支店長のお供するだけやん?」


木幡さんが付け足すように言う。


< 128 / 374 >

この作品をシェア

pagetop