支店長、お手やわらかに!
「なにか気に障るようなこと言ったんでしょうか!
だったらごめんなさい!
だから…だからまた前みたいに…
アタシのこと怒ってもいいですから…!」
「……」
必死になってアタシは言うけれど支店長は何も答えない。
でもやっぱりここまできたこと、
それ自体が迷惑だったのかもしれない。
相手のこと考えずに。
やっぱり思いつきだけで行動するんじゃなかった。
新幹線の中でみた夢がよみがえって胸が痛む。
苦しくなってうつむく。