嘘から始まる恋
「…失恋?」
「!?」
唐突に図星をつかれ、私は勢いよく彼の方に振り返った。
と、同時に足が階段を滑らした。
落ちる!!と思って、覚悟を決めた瞬間、私は腕を引っ張られた。
あれ?
閉じてた目を開けると、ドーン…!と派手な音がした。
もしかして…と思って音がした方を見ると男の子が落ちていた。
「だ、大丈夫ですか!?」
「…〜っ痛ぇ」
急いで駆け寄り、保健室へと連れて行った。
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