嘘から始まる恋



もうこれ以上は下がれないよ…。



「俺の怪我が治るまでさ」


「…う、うん」


びくびくしながら顔を見上げる。



「お前は俺の言いなりな」


ニコッと本日二度目の笑顔をしながら言う。



だから、目が笑ってないってば!!



「文句、ないよな?」


怖くて頷くしか出来なかった。




そして今に至る。



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