恋signal♪
私は少しだけ躊躇いながらも、隣に腰を下ろす。
「海斗…?海斗はなんで私にやさしいの?」
一瞬、ギョッと目を見開いた彼だったが、それはほんの一瞬で……
すぐにまたいつもの笑顔に戻る。
「瑠璃が大事だからかな?」
「そっか……」
何、期待しているのよ。
大事ってそれだけで、とても嬉しいじゃない。
なのに、なぜ?
胸が苦しいの……?
「海斗は、特別な女の子作らないの?」
「んー……、そうだなぁ」