愛なんて知らない Ⅰ

ー愛美ー









「慎達に会ったのはいつ?」






「高校の入学式だよ

両親は殺されたからおばさんに引き取られたの




おばさんは私が邪魔であのマンションと


お金を毎月送ってくるの」








悲しそうに話す百合香の頭を

あの時のように優しく撫でた





少し微笑むとまた話してくれた







「慎はなぜか私が気に入り


「守ってやる」って言ったんだよ」








「百合香を大切に思ってる人は

たくさんいるから大丈夫」








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