愛なんて知らない Ⅰ










「なんでもないのに泣くのかよ!?」






怒ったように言う









「本当になんでもないんだって

楓、匡ありがとう





私、帰るね」







私は最後くらい笑おうと思い

笑顔でそう言い走る







後ろから声が聞えるが無視して走った










「これが悲しいって言う感情なんだね・・・・」










< 276 / 654 >

この作品をシェア

pagetop