【短編】黒い少女の物語



小学四年生の時



朝、登校して教室に入ると



私の机の上に綺麗な百合の花が入った花瓶が添えられていた



隣の席の××君がニヤニヤしながら言った



「お前に似合ってると思ったから飾ってやった」



私は百合の花を別の花瓶に差し替えて


























花瓶の入った残りの水を××君の頭から掛けてあげた



びしょびしょの姿で激怒する××君に言ってあげた











 ・・・・・・
「似合ってるよ」



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