キスして☆イケメンな彼

何時も 龍之介side



何時も同じ空気を吸っていた。

何時も、何時も、

いつも同じ道を通って同じ顔をしていた。



でも今日は違う。

俺は新しい空気を吸う。




「合コン行きたくねぇ…」

俺は家の近くの路地で石ころを蹴り飛ばしながら歩いていた。


「きゃあぁ?!」

女の悲鳴が聞こえた。

多分、今回のは恐怖の悲鳴。

顔を上げて道路を見渡す。

すると1人の女が座り込んでチンピラ(?)に囲まれていた。


制服を着た黒髪の優しそうな女だった。

そのとき俺は自分の服を見た。

同じ色チェックのリボンをして、『北共』の刺繍のついたスカートを履いていた。


額に汗が出てくる。

俺が遅れたから合コンのメンバーが迎えに来たんじゃねぇ?!


俺はその女の方まで走った。

チンピラはその女の顔に手を伸ばした。


クソッ!!!

やめろおぉー!!!!!



ガツンッ!!!!


「い"っでー!」

そこの男は蹲るようして頭を抱えた。


女は泣きそうな顔を俺の顔を上目目線で見た。

弱々しい声で女は、



「龍之介……さま」




と呟いた。


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