キスして☆イケメンな彼

好評と不評  龍之介side



マイクを机の上に置きながら、

ホッと一息つく俺。


そんな俺の隣に茶化すように座ってきたのは、敦。

肘で俺を押しながら、

「おいおい~、いい感じじゃんかよー」

俺は無視するようにグラスに手をかけた。

「ねぇどうなの? 龍之介クン」


コイツ、ふざけてんな…。

俺はグラスの中を飲み干してから

敦を見て言った。


「幸乃ちゃんに失礼だろ」


好きでもない男に勘違いされたら

可哀想だろうよ。


「なんだよ。つまんねぇの」


つまるもつまらないもないっての。

人の恋を弄びやがって。

< 95 / 99 >

この作品をシェア

pagetop