冬恋。【完】
「ごめん」
「いや、私こそ怒鳴ったりして……」
いつもの冷静な海さんに戻る。
「みずか、僕も男だよ。たまには理性切れそうになる時もある、それでもいい?」
「いいです、そんな海さんも大好きですから」
気付けばもう夜の9時過ぎだ。
「みずか、ありがとう。後3ヶ月時間あるからそれまでいっばい遊びに行ったりしよう」
そうやって二人でいつものように過ごす。
結局、緋未ちゃんの家に泊まる名目で海さんの部屋に泊まった。
「海、おやすみ」