小悪魔な君に天使のキスを



・・・・

「…でしょ?沙夜?ねぇーっ!沙夜ぉ」

気付いたら、下から覗いてくるメイの顔がぁって、、

「ぎゃっ!」


…あ

「沙夜ヒドい。メイそんなにメイク濃い?」

予想通り怒った顔のメイ。

いや、でも、後者の気にする所違うでしょ。

「メイは怪物じゃないんだからぁ、ぎゃっはないでしょ!?」

うん、それはまだ納得できる範囲だ。

「ごめん、メイ」

ただ謝ったあたしに目を真ん丸くするメイ。

、、あたしが謝るのは、そんなに珍しいですかねぇ?

「、、、沙夜、最近おかしいよ?」

「…」

「司くんともどうなのよ?」


「メイには分かんない」

正直な気持ちだった。

「…うん、そうだね。メイには分かんない。だけど、元気くらい出してよ」

沙夜のいい加減な言葉にも怒らないメイ。

気ぃ遣ってくれてるんだろーなー、、。

「メイもあれから優くんと1言も喋ってないし」

…メイも辛いんだ。

あたしも司とは、あんまり喋ってない。

ただ挨拶交わして、ご飯作って。

それだけ。

でも、メイと優くんに比べれば全然いいよね。

なのに、メイはこんなにも明るくて、、

あたしはこんなにも暗い。


「よしっ!」

いきなり大声を出したあたしを驚いて見るメイ。

でも、そんなメイも笑顔になった。



「ところで、沙夜!もうすぐ文化祭なの知ってる?」

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