一日遅れのXmas。




昔から確かにそう言う事があった。


小学校の時、俺の兄貴が死んで、それから苓那は俺の事を軽蔑し、めったに話さなくなった。


苓那との関係が変わり始めたのが、俺が高校一年、あいつが中三のとき。


『野球』が俺達を繋げてくれた。



俺が高校を卒業してすぐ、苓那と付き合い始めた。


そして今年、プロ一年目を無事に終え、苓那は大学を卒業。



一週間後のクリスマスの日。


俺は苓那に、…プロポーズするつもりだった。


「結婚してくれ」と。







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