ヴァンパイアの花嫁 番外編③
馬が屋敷の門の前で止まった。



門はギギギ……と不気味な音をたてて開く。



門が開くと馬は勝手に動き出した。



レオン様っ!




屋敷のドアの前に馬が止まると、ティナを小脇に抱きかかえながらひらりと馬から降りた。



すると、ドアが内側から開き5人の男たちが現れた。



「さあ、お姫様 しもべたちが待っておりますよ」



ティナを地面に立たせ、中に入るよう促す。



5人の男たちは人間のようだが、やはり瞳は赤くヴァンパイアらしい。



ティナの足元に片膝をつき、部屋へ招き入れる。



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