ヴァンパイアの花嫁 番外編③
「ㇾ……ォ……ン」


「辛いだろう?」



こくこくとティナの頭が揺れる。



「おいで」



レオンは自分の首を爪で傷つけると、ティナを膝の上に座らせて飲ませた。



「レオ……ン……」


ティナがレオンの首から顔を上げた。



ティナの口からレオンの血がしたたり落ちている。



レオンの頭を引き寄せたティナは唇に食らいつくように重ねた。



「淫らな世界に堕ちたいんだね?」



レオンは呟くとティナの華奢な身体をシーツの上に押し倒した。




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