光の子
カラフルな色を着た四人が、次々に花火に火を点けていく。
浜辺を青く、赤く照らす。
炎というより、火というより、それは光だった。
暗ければ暗いほど、眩しく輝く。
「知也、危ないって!」
手花火を束ねて一度に火を点け、
知也が奇声をあげて矢楚を追いかけはじめた。
知也の花火が消えると、矢楚がやり返す。
四人は線香花火には手を付けず、
賑やかに華やかに、夢中になって、
真っ暗な浜で花火の流星になった。