【長編】FOUR SEASONS
Winter クリスマスの朝はキスを
俺の腕の中で眠ってしまった優華を客間へと運び寝かせると、彼女は僅かに身動きした後すぐに寝入ってしまった。

必死に俺に縋りつき離れないと泣いた想いの深さに胸が熱くなる。

優華…もう絶対に独りにはしないから…。

涙の痕の残る頬にキスを落とし、そっと客間を出ると優華の両親のいるリビングへと向かう。

優華がこのまま俺と一緒に暮らせるよう頼んでみよう。

俺達はもう、一時(いっとき)だって離れて暮らしたくはないんだ。

リビングに戻っておじさんとおばさんに優華と一緒に暮らすことを許して欲しいと頼むと、意外にもアッサリと許可されてしまった。

反対される事を覚悟していた俺は気抜けしてしまったくらいだ。

ただ、一つだけおじさんは条件を出した。

それは俺にとっては願ってもないことで…。

もちろん二つ返事でOKした。

優華がどんな顔をするかが見ものだな。


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