狗喰い~刻のまにまに~
 つくづく、腹が立つ。

 俺はたぎる血を抑えながら、笑みを崩さなかった。

「コレを差し上げます。なあに、こいつだってね、アゲハ町のうんとか言うセンセイにちっと診てもらやァ、すぐですよ」
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