シュガースパイスな君
あんま信用してないけど、気にして堪るか!!とか思いつつ気になるな。今までこんなに相手のこと知りたいと思わなかったことなかったのに……なんでだ?

「ここ?」

気付けば既に新居の前。
「ん。」

寒みぃ、早く入ろ……。ん…?琥珀がついてこねぇ…。仕方ない。
「おいで?」

超優しい声で。その辺の女は大概コレで堕ちて黄色い声の嵐。
ちゃんと来る琥珀。よかった。これで来なかったらどうしようかと思った……。来なかったらノイローゼになるかも…。

「あたし。あんたの妻になるの?」

「うん。てか、もうなってるけど///………じゃなくて、家、案内するから…って琥珀…琥珀…琥珀?」
反応無し?なんか変な事言ったか、おれ…?

「あ…、ごめん。ぼーっとしてた…ごめんね。で、なんだっけ…?」
やっと反応したと思ったら…なんかもう悲しい…。グレちゃうよ?やさぐれちゃうよ?……まさか体調でも悪いのか?

「体調悪い…?」

「大丈夫だよ、ちょっとぼーっとしてただけだよ。」

「なら、いいんだけど…無理、すんなよ?」
おれ…甘すぎる。
「…ありがとう。」
…なんか…琥珀、顔赤い…
やべぇ…超可愛い…///って何ノロケてんだ、おれ…

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