シュガースパイスな君
その顔ってどの顔?って聞こうとして、あたしの唇はふさがれた。大地の唇に。
そして、それはどんどん深くなっていく…。

「……ん…ぁンン…。」

苦しくなって大地の背中を叩く。けど大地は止まらない。

「…んっ/////」

大地の手があたしの頭をおさえ、もう片方の手をあたしの腰に回す。

やっと唇が離れる。
名残惜しさを感じながら、大地を見つめる。
大地はあたしの頬をなで、微笑む。そして大地の手はあたしのブラウスの釦に手をかけた。
なんだか恥ずかしくなってつい

「大地……。これ以上は…。///」
「おれとじゃヤなの?」
「ち、違っ…」
「じゃあ――…」
「はっ、恥ずかし…く……て…。」
「……………ははっ、なんだ…よかった」
「……?」
「向こうに好きな人でも出来たのかと思った。じゃなくても、おれのことどうでもよくなっちゃったかと思った」
「そんなこと…あるわけ…ないよ」
「ん。嬉しいよ。」

――ちゅ
とあたしにキスをしてまたあたしを抱える。
今度は寝室に向かっているらしい。次は、待ったは許されないんだと思いながら歩く大地にしがみつく。

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