シュガースパイスな君

｢…な、なんで……？｣
｢だって……っ……/////｣
だって、琥珀以外と一緒に居るのも、琥珀以外と手繋ぐの嫌だ。
って言おうと思ったけど、なんかよくよく考えてみると、なんか恥ずかしい…。

｢………なに…？｣
｢…なんでもない…//｣
｢……そうは、見えない…｣
｢……なんでもないよ…？｣

ニコッと微笑み言うと

｢…なら、いいよ…？｣

いま若干不審な瞳でこっち見てたよな……。
ま、気にしない気にしなーいww

｢うん。聞いてくれてありがとな。｣
｢…お礼言われるようなこと。してないよ…。｣
｢いや。琥珀はちゃんと最後まで何も言わないで聞いてくれた。それだけじゃない。涙を流してくれた。｣
｢……そんなことで、お礼なんて…｣
｢おれは、琥珀がそんなことって言ってもお礼をするに値すると思う。｣
｢………じゃあ、話してくれて、ありがとう…///｣
｢…どういたしまして。｣


おれはその頃から、こういう不思議な夢を見るようになった。