ありがとう ~to.大切なあなたへ~ {完}

~元に戻った日常。。~

~羽湖side~

「……ん…。」

ここは……??
霧の部屋ではないような??



「起きたか……。
オハよ。」

聞こえるはずのない、
低く透き通った声の主。

良く考えたら、此処って琉樹の部屋……?
えっ?どういう事デスカ……??

「羽湖………」

少し黙ってからまた、口が開いた。

「霧がゴメン、さよならって言っといて、てさ。。」

「えっ……??」


昨日何があったの……??
お酒を少し飲んだあと、どうなったの…


昨日の夜、お酒を飲んで……

昨日の事を振り返って考えてみる。
昨日なにがあったのかを。。。

あっ、そうだあのお酒少し飲んだだけで一瞬でクラッっと来て、寝たから覚えて無いんだった……(汗)

「全部、裕と霧の芝居だったよ。。
俺達を戻す為のな。」

「………。
そうだよ……
私、まだ怒ってるんだからねっっ!!!」

ドサ。

急にベッドに押し倒され身動き出来なくなる。。



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