僕らの時間〈4〉
「実際は母親が買ったもんやけどな」

絶縁を条件に暮らせる家だけを提供されたんやったな。
でも買ったんやとは思わんかった。

「お前が違う女と幸せやったら売るつもりでおった」

高原も俺と同じ考えをしてたんやな。

「俺は、高原とやったら幸せ」

「お前、最近クサすぎる」

よう恥ずかしい事を平気で言えるわ、と呆れ返っていた。



●……end…………?……●




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