alternativeⅡ
次々に倒れる隊員達。
せっかく有効なダメージを与えたにもかかわらず、最早ここまでのように思われた。
恐らくは時雨分隊と同等か、或いは上回る戦闘能力を持つであろう部隊。
そのアレクセイ分隊でさえ、これ以上の戦闘続行は困難だった。
「わ、私が…」
シオンが無理をして立ち上がろうとするが、彼女とて肋骨が折れている。
「む、無理よシオンちゃん!折れた骨が内臓を傷つけてしまうわ!」
妃が彼女の体を押さえつける。
…これまでか。
妃の胸に、最悪の結末がよぎる。
と。
「妃少尉、隊員達の手当てを」
背後で声がした。
振り向いた妃の後ろに立っていたのは、老齢の軍人。
人類初の完全抗体保有者、ディック・グローレン少将だった。
「若き兵士達だけに苦難を味わわせはしない。ここから先は私が引き受ける」
せっかく有効なダメージを与えたにもかかわらず、最早ここまでのように思われた。
恐らくは時雨分隊と同等か、或いは上回る戦闘能力を持つであろう部隊。
そのアレクセイ分隊でさえ、これ以上の戦闘続行は困難だった。
「わ、私が…」
シオンが無理をして立ち上がろうとするが、彼女とて肋骨が折れている。
「む、無理よシオンちゃん!折れた骨が内臓を傷つけてしまうわ!」
妃が彼女の体を押さえつける。
…これまでか。
妃の胸に、最悪の結末がよぎる。
と。
「妃少尉、隊員達の手当てを」
背後で声がした。
振り向いた妃の後ろに立っていたのは、老齢の軍人。
人類初の完全抗体保有者、ディック・グローレン少将だった。
「若き兵士達だけに苦難を味わわせはしない。ここから先は私が引き受ける」