悪い?


「…ごめん、な?
制服汚してもーて…」

「もう、大丈夫なわけ?」


うちの髪撫でてくれる夏輝くん

「ぅん…」
「ほんとに?」


そんなまっすぐ見んとってよ

「…まだ、あかん」

弱くなるから



「無理やり諦めることは
ねぇと思うけど…」

びっくりするくらい
切ない顔




「夏輝くん…?
どしたん…?」


なんか、
夏輝くんのが
泣きそうやんか



「悪ぃ、
なんも、ねぇから…」





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