恋するサンタクロース

交渉と指摘

カランとドアベルが軽い音を立てる。

音のした方を見ると、ガラス越しに店長の背中が見えた。

いつの間にかケーキ屋の前に着いていた。

「おかえりなさい」

白を基調とした店内に居た店員が店長に挨拶する。

客の姿はない。
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