Gorst eye
エピローグ
白い天井、白い壁、白い枕、白いシーツ。

ここは、どこ?


…あぁ、そうか。病院か。

私は自殺しようとした。家の二回から何度も何度も繰り返し飛び降りた。

…そして、8回目で死んだ…






はずだった。

きっと、通行人なんかが通報したんだろうね。

殺してくれればよかったものの。

「起きました?」
こえがした。

首が痛くて動かせない私は、目だけで声の主を探した。

いた。黒ずくめの、大学生のような人。

「あ…なたは?」
掠れた声で、精一杯話す。

「名乗るほどのものじゃないですが…。回りからは八七と呼ばれてます。」

「ヤシチ…さん?」

そこから、私は眠ってしまった。

これから、起こることも知らずにぐっすりと。
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